■青山博亮
今月初旬に行われたSG日本選手権の振り返りから。
目下15連勝中で迎えた青山周平選手がSG3連覇・大会3連覇に挑んだ今年の選手権。そして、全国No.1の鈴木圭一郎の年間最多勝利記録にも注目が集まりました。
その鈴木圭選手は落車後の足回りに不安を抱えながらも、初日からしっかりと白星を積み重ねて2日目には前人未到の年間勝利数100勝を達成。
青山周選手は初日から白星発進も、2日目は僅差の2着に敗れ連勝は16でストップ。初日から3連勝を決めた鈴木圭選手でしたが4日目からリズムを落としてしまい、準決勝戦も4着と2日続けて着外と波乱の結果に。優勝戦メンバーは以下のようになりました。
【SG日本選手権 優勝戦】
①黒川京介 0 3.30
②青山周平 0 3.26
③鈴木宏和 0 3.31
④長田稚也 0 3.30
⑤中村雅人 0 3.29
⑥荒尾 聡 0 3.30
⑦中村杏亮 0 3.32
⑧池田政和 0 3.31
近況は長期欠場もあり一線級から離れていた池田政選手が約6年ぶりのSG優出。
初日から負けなし5連勝で勝ち上がった黒川選手がSG初制覇・完全Vをかけての戦いとなりました。
1回目のスタートで黒川選手がフライング。しかし2回目も渾身のトップスタートを決めた黒川選手が主導権を握る。SG・大会3連覇を狙う青山周選手が追走展開も、終盤は再び突き放した黒川選手が地元で悲願のSG初制覇。
トップスタートから10周回押し切りSG初制覇を完全Vで決めた黒川選手。デビューから約7年、優出9回目で掴んだ待望のビッグタイトル制覇。
晴れでの2強以外のSG制覇は約3年8か月ぶり(2021年2月SG全日本選抜・荒尾聡選手以来)となるニュースター誕生となりました。